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原状回復工事 2026年8月30日

草加市の原状回復工事、自分で直せる範囲とプロに任せるべき境界線

壁紙サンプルを手に色合わせを確認する株式会社LML代表・島田昌幸

「引っ越しの費用もかかるし、原状回復くらいは自分で直してしまおうかと思うのですが、実際どこまでなら自分でやっても大丈夫なのでしょうか」——退去を控えたお客様から、こうしたご質問をいただくことがよくあります。ホームセンターで補修グッズを買えば、確かに小さな傷や汚れなら自分で直せそうに見えます。ですが、実際には「自分で直したつもりが、かえって費用がかさんでしまった」というご相談も少なくありません。

私は株式会社LMLの代表を務める島田昌幸と申します。埼玉県草加市を拠点に、原状回復工事・水回りリフォーム・内装リフォームを手掛けており、退去者様ご本人はもちろん、オーナー様・管理会社様からのご相談にも数多く対応してまいりました。現場に伺うと、「良かれと思って自分で手を加えたら、かえって工事の範囲が広がってしまった」というお声を耳にすることが少なくありません。今回は、原状回復において「自分で直せる範囲」と「プロに任せたほうがよい範囲」の境界線を、現場でよく見かける失敗例とあわせてご説明します。

「自分で直そうか、業者に頼もうか」で迷う理由

原状回復費用は、退去時にまとまった金額を請求されることが多く、少しでも費用を抑えたいと考えるのは自然なことです。特に草加市のような単身者・ファミリー層の入居が多いエリアでは、引っ越し費用や新居の初期費用と重なり、「原状回復くらいは自分でなんとかしたい」というお気持ちはよく理解できます。

一方で、原状回復は本来、経年劣化による自然な傷み(自然損耗)についてはオーナー様側の負担、入居者様の故意・過失による損傷については入居者様側の負担、という考え方が国土交通省のガイドラインで整理されています。この線引きを正しく理解しないまま自己判断で修繕してしまうと、かえって余計な工事が必要になったり、修繕跡が目立って評価が下がってしまったりすることがあります。

原状回復工事の対象範囲について室内で説明する株式会社LML代表・島田昌幸

まず知っておきたい「自然損耗」と「入居者負担」の基本

自然損耗の代表例は、日光による壁紙の変色、家具を置いていたことによる床のわずかな凹み、経年による設備の劣化などです。これらは通常、オーナー様側の負担となり、入居者様が慌てて自分で直す必要はありません。一方、タバコのヤニ汚れ、ペットによる柱や床の傷、結露を放置したことによるカビ、うっかり付けてしまった大きな傷や穴などは、入居者様の負担となるのが一般的です。

この線引きは、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも整理されていますが、実際の現場では「これはどちらに当たるのだろう」と判断に迷うケースが少なくありません。例えば、家具の設置跡は自然損耗として扱われる一方、同じ床の傷でも、キャスター付きの椅子を保護マットなしで使い続けたことによる深い傷は、使用方法に起因する損耗として入居者様負担と判断されることがあります。こうした微妙なケースこそ、自己判断で手を加える前に、専門家の目で確認してもらう価値があります。株式会社LMLの原状回復サービスでは、この切り分けを写真付きで丁寧にご説明したうえで、必要な工事のみをご提案しています。

【DIYでも対応しやすい範囲】ちょっとした汚れ・画鋲穴など

すべてを業者に任せる必要はありません。次のような軽微なものであれば、退去前にご自身で対応しても大きな問題にならないケースが多いです。

  • 画鋲やピンの小さな穴(下地補修材で軽く埋める程度)
  • 床のホコリ・軽い皮脂汚れなど、通常の清掃で落ちる範囲の汚れ
  • 水回りの軽い水垢(専用洗剤でのお手入れ程度)

ただし、「軽微かどうか」の判断は入居者様お一人では難しいこともあります。例えば画鋲穴ひとつをとっても、賃貸用のピンを使った小さな穴であれば下地補修材で対応できる範囲ですが、石膏ボード用のアンカーを使って棚を取り付けていた場合は、穴が大きく、下地補修だけでは跡が残ってしまうこともあります。迷った場合は、無理に手を加える前に、まずは写真を撮って記録しておくことをおすすめします。

【DIYは避けたほうがよい範囲】クロス・フローリング・水回り

一方で、次のような箇所は、ご自身で手を加えることでかえって状況が悪化しやすい範囲です。

クロス(壁紙)の張り替え・大きな汚れ

市販の補修シールやパテで応急処置をしても、既存のクロスと色味や質感が合わず、かえって傷跡が目立ってしまうことがよくあります。プロは在庫や取り寄せで近い柄・色を選定し、継ぎ目が分からないように仕上げます。

フローリングの傷・へこみ

市販の補修クレヨンや自己流のワックスがけは、床材の種類によっては変色やコーティングの剥がれを招くことがあります。特にクッションフロアやフローリングの重ね張りが必要なケースを、ご自身で見極めるのは容易ではありません。

水回りのカビ・水垢の頑固な汚れ

強力な洗剤を自己流で使用すると、コーキング材や設備を傷めてしまい、結果的に部分交換が必要になることがあります。

DIYで対応してよい範囲とプロに任せるべき範囲を示した比較図解

DIYでよくある3つの失敗例

実際にご相談をいただいた中から、特に多い失敗パターンを3つご紹介します。

  • 市販クリーナーで床を傷めてしまった:強い洗剤で水回りの床を掃除した結果、表面のコーティングが剥がれ、部分的な張り替えが必要になった
  • 補修跡がかえって目立ってしまった:壁紙の傷を自己流で補修したところ、色味の違いが目立ち、結局は面ごと張り替えることになった
  • 手を加えたことで負担区分があいまいになった:自己判断で修繕した箇所について、どこまでが元々の自然損耗だったのか分からなくなり、オーナー様との協議に時間がかかった

特に印象に残っているのが、退去日直前に慌てて壁紙の傷をご自身で補修されたケースです。市販の補修シールを貼った上から、さらに目立たせないようにと油性ペンで色を塗り足したところ、かえって目立つ仕上がりになってしまい、結局その面全体のクロス張り替えが必要になりました。もし最初の傷の状態のままご相談いただいていれば、部分補修で済んだ可能性が高いケースでした。「先に手を加えてしまったこと」自体が、選択肢を狭めてしまうこともあるのです。

「まずは相談」が結果的に安く済む理由

私たちがいつもお伝えしているのは、「迷ったら、まず無理に手を加える前にご相談ください」ということです。無料お見積もりの段階で現地を確認し、自然損耗か入居者様負担かを写真付きで整理したうえで、本当に必要な工事だけをご提案します。結果として、自己判断で余計な手を加えてしまうよりも、費用を抑えられるケースが多くあります。

また、管理会社様経由でご入居されている場合でも、事前に一度専門業者の見積もりを取っておくことで、管理会社様から提示された金額が妥当かどうかを判断する材料にもなります。「言われた金額をそのまま払うしかない」と諦めてしまう前に、セカンドオピニオンとして無料相談をご活用いただくケースも増えています。

退去前の相談で入居者に原状回復の範囲を説明する株式会社LML代表・島田昌幸

依頼前に確認したい5つのチェックポイント

  • 傷や汚れの写真を、日付が分かる形で残しているか
  • 自然損耗か、自分の負担になりそうな損傷かを整理できているか
  • 市販の補修グッズを使う前に、床材・壁紙の素材を確認しているか
  • 賃貸借契約書に、原状回復に関する特約(通常より負担範囲が広い場合など)がないか確認しているか
  • 迷う箇所については、手を加える前に業者へ相談しているか

Q. すでに自分で補修してしまった箇所があるのですが、相談してもよいですか?

もちろん可能です。すでに手を加えてしまった場合でも、現状を確認したうえで、追加でどのような対応が必要かをご提案できます。「もう遅いかもしれない」と諦めず、まずは現状をご相談ください。

Q. 賃貸借契約書の特約とは、具体的にどのようなものですか?

「ハウスクリーニング費用は入居者負担」「畳の表替えは入居者負担」など、通常のガイドラインより負担範囲を広げる内容が契約書に明記されている場合があります。ご不安な場合は、契約書の該当箇所をお持ちいただければ、あわせて確認いたします。

まとめ

原状回復工事は、すべてを自分で対応する必要はなく、かといってすべてを業者に任せなければならないわけでもありません。大切なのは、自然損耗と入居者負担の境界線を理解したうえで、判断に迷う箇所は無理に手を加えず、早めに専門家に相談することです。

株式会社LMLでは、草加市を中心に埼玉・千葉・東京エリアで、原状回復工事のご相談を承っております。お電話(080-5873-1127、受付時間9:00〜18:00、日曜定休)でもお気軽にご相談ください。

「これは自分で直していいのか、それとも相談したほうがいいのか」——判断に迷った時点で、すでにご相談いただくタイミングです。退去日が近づいてから慌てるよりも、早めのご連絡が、結果的に費用と手間の両方を抑える一番の近道になります。

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